ISO20000は、アプリケーションの提供やサポートを行う組織や情報システムの運用部門には必須のマネジメントシステムです。顧客に対する信頼性向上につながる有効なマネジメントシステムです。
 
組織の情報システムが拡大、複雑化すればその維持はますます困難になっていきます。特に顧客にサービスを提供する組織ではＩＴサービスのトラブルにより、多数の顧客が影響をこうむります。特にソフトウエアの更新や変更の後などに大規模な障害が発生する事例は枚挙にいとまがありません。
 
ISO20000は、ITILをベースにITサービスをPDCA（Plan,Do,Check,Act）サイクルにより継続的に改善し、顧客満足を高めるためのマネジメントシステムです。 顧客・ユーザとSLA(サービス品質保証・サービス契約書/Service Level Agreement)によりサービスの質、可用性を担保し、信頼度を高めていきますので顧客獲得時の高い競合優位性を獲得することが出来ます。ISO20000規格は、2018年9月に2018年版が発行され、他のISOマネジメントシステムと同様の構成になりましたので、他のマネジメントシステム、例えばISMSと統合することも容易になりました。
 
 

 コンサルティングでは、まず貴社のＩＴサービスの現状、問題を測定するチェックリストを提供します。これにより貴社のＩＴサービス体制、能力のベンチマークができ、この内容を踏まえて、改善目標を確立し改善を効率的に進めていきます。
 
 ISO20000では、次の内容をコンサルティングで指導していきます。

• ＩＴサービスの改善目標設定
• 目標達成のためのリスク対応
• 新規サービス、サービス変更について
• ＳＬＡの策定
• サービスレビューの実施
• 供給者管理
• インシデント管理、問題管理
• 容量・能力・可用性管理
• ＩＴシステムの構成管理
• 変更管理、リリース管理　その他

 
その他、実際の審査に向けて次の内容も実施いたします。

• 内部監査の実施についての指導
• 審査対策としての準備及びQ&Aによる訓練
• 審査機関の選定
• 審査立会い

 
ISO20000の運用に係る要求事項の各項目に対して、御社の実態に合った形でどのように要求事項を満たすことが出来るかについて指導していきます。また、内部監査の実施についての指導、審査対策としての準備及びQ&Aによる訓練、審査機関の選定、審査立会いも行います。
 
マネジメントシステムの構築及び初回審査終了までの期間は、対象となる組織の規模、内容及び貴社の体制により異なります。

 コンサルティングでご提供する文書

• ITSMSマニュアル　その他

 
 コンサルティングでご提供する様式
　　【提供様式例】

• サービス報告書
• サービス改善報告書
• 可用性計画書
• キャパシティー計画書
• 新規サービス導入・変更計画書
• 変更要求書
• サービスカタログ
• SLA　その他

 
 いずれも記入例及び実使用できるチェックリスト等を含んでいます。
 

ISO20000認証取得及びその他の規格に関するご相談、ご質問はお気軽にお問い合わせください。